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COLUMN

台割とは?作り方・種類・テンプレートまで徹底解説

1. 台割とは?

「台割(だいわり)」とは、冊子制作において、各ページの内容や配置を整理した構成案のことです。冊子全体の「設計図」のような役割を担います。

台割が定まっていないまま制作を進めてしまうと、

・想定よりページ数が足りなくなる
・掲載予定の原稿が抜け落ちてしまう
・ページの順序に誤りが生じる

といったトラブルが起こりやすくなります。こうしたミスは、修正に時間やコストがかかるだけでなく、誌面の品質もに影響を与えかねません。制作をスムーズに進め、内容の完成度を高めるためにも、正確な台割の作成は欠かせない工程です。

本記事では、初めて冊子制作に取り組む方や、台割づくりに不安を感じている方に向けて、台割の基本的な役割や種類、具体的な作り方について解説します。

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2. 台割を作成するメリット

2-1. 制作がスムーズになる

台割を作成することで、冊子全体の構成が明確になります。「どのページに何を配置するのか」「各記事がどのくらいのボリュームなのか」といった情報を事前に整理できるため、関係者間での認識のズレを防ぎやすくなります。

特に、編集者・ライター・デザイナー・制作会社など複数人で制作を進める場合、台割は「共通の指標」となります。役割分担やスケジュール管理もしやすくなり、進行管理が格段にスムーズになります。

2-2. ミスの防止につながる

台割を作らずに進めてしまうと、ページの重複や抜け漏れ、ページ順の誤り、重要コンテンツの配置ミスといったトラブルが発生しやすくなります。

また、冊子は「左右どちらのページに配置するか」によって、写真の向きや見出しの組み方が変わります。見開きの構成を意識せずにレイアウトを進めると、デザインのバランスが崩れる原因にもなります。

あらかじめ台割を設計しておくことで、こうしたリスクを未然に防ぎ、修正の手間を減らすことができます。結果として、仕上がりの品質向上にもつながるでしょう。

2-3. コンテンツのバランスを把握できる

台割を作成すると、掲載内容を一覧で俯瞰できます。そのため、情報量の偏りや章ごとのボリューム差、不自然な流れなどに気づきやすくなります。例えば、「特集だけが極端に長い」「重要な情報が後半に集中している」といった構成上の課題も、台割を見れば一目で把握できます。

読者にとって読みやすく、自然な流れになっているかを確認するうえでも、台割は非常に有効なツールです。

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3. 台割の種類と特徴

台割には大きく分けて「見開きタイプ」と「表タイプ」の2種類があります。冊子の目的や制作体制、重視したいポイントによって使い分けることが大切です。

3-1. 見開きタイプ

見開きタイプの台割の例

見開きタイプの台割は、冊子を開いたときの左右2ページを1セットとして構成を考える形式です。読者が実際に目にする状態をイメージしながら設計できるため、情報の流れやビジュアルのバランスを直感的に確認できます。

特に、写真や図版を大きく扱う冊子では、見開き単位でレイアウトを検討することで、より印象的な誌面づくりが可能になります。そのため、雑誌やパンフレット、カタログ、写真集など、デザイン性を重視する冊子制作に適した形式といえるでしょう。

▼誌面のレイアウトや設計については、以下の記事もあわせて参考にしてください。

知っておきたい!誌面の構成要素と設計手順

3-2. 表タイプ

表タイプの台割の例

表タイプの台割は、ページごとの情報を一覧表で管理する形式です。Excelやスプレッドシートを活用し、1ページごとに「ページ番号」「掲載内容」「担当者」などの情報を記載します。

冊子全体の構成を俯瞰しやすく、修正や共有がしやすい点がメリットです。制作メンバーが多い場合や、進行管理を兼ねたい場合にも向いています。社内報、広報誌、記念誌、報告書、教科書、学習教材、マニュアルなど、論理的な構成整理が求められる冊子にも最適です。

冊子の目的や内容に応じて、適切な形式を選びましょう。

4. 台割の作り方

台割の作り方

4-1. 台割作成前の準備

冊子の目的を明確にする

まずは冊子の目的とターゲットを明確にし、それに応じたコンテンツを決めましょう。例えば、以下のような点を整理すると、冊子の方向性が定まり、台割の精度が高まります。

・誰に向けた冊子か(一般読者/ビジネス関係者/社員/学生 など)
・何を伝えたいのか(商品紹介/活動報告/採用広報 など)
・トーン&マナー(カジュアル/フォーマル、写真中心/テキスト中心 など)

目的が明確になることで、必要なコンテンツやページ配分も見えてきます。

ページ数を決める

次に、冊子の総ページ数を決定します。紙媒体の場合、製本の都合上「4の倍数」で構成されるケースが多いです。

あらかじめページ数を確定しておくことで、原稿量やレイアウトの調整がしやすくなり、後工程での混乱を防げます。

4-2. 台割の作成手順

①各ページの内容を決める

冊子の目的やターゲットに沿って、ページごとの役割と掲載内容を決定します。内容に偏りがないか、流れに無理がないかを確認しながら、全体のバランスを整えましょう。

特に、見開きページは読者の目に留まりやすいため、読んでもらいたいコンテンツは見開きで掲載するのがおすすめです。

②台割を作成する

内容が整理できたら、実際に台割を形にします。台割は、ExcelやPowerPointなどを使って作成できます。テンプレートを活用すれば、フォーマット作成の手間を省けるため効率的です。

各ツールの具体的な使い方は、次章で詳しくご紹介します。

③誤りがないかチェックする

台割が完成したら、以下の点を確認し、最終調整を行います。特に「読みやすい流れになっているか」という視点を意識することが重要です。

・ページの抜けや重複はないか
・章ごとのバランスは適切か
・目次、広告、奥付の配置は正しいか
・本文の流れに違和感はないか

構成段階で丁寧に確認しておくことで、大きな修正を防ぐことができます。

4-3. 台割作成のポイント

台割は、単にページを割り振る作業ではありません。読者が自然に読み進められる構成を設計することが重要です。

特に、以下のような工夫をすることで、より読みやすい冊子になります。

・章ごとの区切りを明確にし、情報の流れを整理する
・余白を意識し、誌面にゆとりを持たせる
・緩急を持たせ、アクセントをつける

また、ページ数が不足・余剰した場合は、広告ページやコラム、写真ページなどで調整する方法があります。特に中綴じ冊子では、ページ数が4の倍数でなければ製本できません。構成変更があった場合も、必ずページ数の整合性を確認しましょう。

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5. ツールを使った台割作成方法

ここからは、ExcelやPowerPointを使って台割を作成する具体的な方法をご紹介します。

台割作成では、「構成整理が目的か」「進捗管理まで行うのか」によって最適なツールが変わります。制作環境やチーム体制に合わせて選択し、効率的に台割を作成しましょう。

5-1. Excelを使った台割の作成方法

Excelの表機能を活用すれば、ページ構成を一覧で整理できます。行をページ、列を「ページ番号」「内容」「担当者」「入稿状況」などの項目に設定することで、進行管理表としても活用できるのが大きなメリットです。

特に、広報誌や社内報など、複数人で制作を進める冊子では、共有・更新のしやすさという点でExcelは非常に相性のよいツールです。フィルターや並び替え機能を使えば、特定の企画や担当者ごとの状況確認も簡単に行えます。

【手順】
1. 新規シートを作成
2. 見出しを設定(「ページ番号」「内容」「備考」など)
3. 各ページの情報を入力
4. セルの色分けで視覚的に整理(本文・広告・特集などを分類)
5. 必要に応じてコメントやメモを追加

 

5-2. PowerPointを使った台割の作成方法

PowerPointでは、1スライドを1ページに見立てて構成を組むことができます。見開きタイプの台割作成に適しており、実際のレイアウトイメージを視覚的に確認できます。実際にテキストや画像を配置すれば、そのままレイアウトイメージの確認にも使用できます。

また、スライド形式のため、そのまま打ち合わせ資料としても活用可能です。編集会議で共有しながら説明できるため、関係者との認識合わせがスムーズに進みます。

【手順】
1. 想定ページ数分のスライドを用意
2. 各スライドにページ内容を記入(表紙、目次、本文、広告など)
3. レイアウトを整え、見開き配置をシミュレーション
4. ページごとに画像やテキストを挿入し、具体的なイメージを作成
5. スライド一覧表示で全体のバランスをチェック

 

6. 無料で使える台割テンプレート・台割作成ツール

ゼロから作成するのが大変な場合は、テンプレートや自動作成ツールを活用するのも有効です。基本的なフォーマットが整った状態から始められるため、効率的に台割を作成することができます。

特に、初めて台割を作成する方や、制作スケジュールがタイトな場合におすすめです。

6-1. 台割テンプレート

テンプレートは、「台割の基本構造がわからない」「フォーマットをゼロから作る時間がない」という場合に便利です。ページ数や記載項目などは自社に合わせてカスタマイズが必要ですが、「たたき台」として活用することで、効率的に台割を組み立てられます。

以下のサイトでは、台割のテンプレートを無料でダウンロードできます。

 

6-2. 台割作成ツール

Web上でページ数や仕様を入力すると、自動で台割を生成してくれるサービスもあります。ページの計算や製本仕様に合わせた構成を自動で整えてくれるため、台割作成が初めての方や印刷仕様に不慣れな方でも使いやすいです。

以下のサイトでは、ページ数や内容を入力することで、仕様に合った台割を自動で作成することができます。

・台割Editor(要会員登録)
https://daiwari.com/index2

・ダイワル
https://daiwaru.wiwi.pw/

 

7. まとめ

台割は、冊子制作を成功に導くための「設計図」です。事前にしっかり設計しておくことで、

・制作がスムーズになる
・ミスを防げる
・コンテンツの質が高まる

といったメリットがあります。台割づくりは難しく思えるかもしれませんが、基本の手順を押さえれば決して複雑ではありません。ぜひ本記事を参考に、自分に合った方法で台割を作成し、質の高い冊子づくりにつなげてください。

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