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社内報のネタ切れを防ぐ!マンネリ解消のコツとすぐ使える企画アイデア50選

せっかく時間と労力をかけて作った社内報なのに、社員に読まれていない、または「面白くない」と言われてしまった経験はありませんか?

社内報の企画が毎回似たり寄ったりになり、社員にとって新鮮味がなくなると、読む習慣が失われ、形だけの発行になってしまいかねません。その原因は、情報が一方通行で読者の興味を引きつけられていないことにあります。

面白い社内報を作るには、読者目線のコンテンツと、社員を巻き込む双方向の企画が不可欠です。そこでこの記事では、社内報におすすめのネタや企画の例、マンネリ化させないためのコツをご紹介します。

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社内報を面白くするための3つの視点

「もっと面白い社内報を作りたいのに、どうしてもマンネリ化してしまう…」そんなときは、企画を考えるときの視点を少し変えてみるのがおすすめです。実際、読まれる社内報を作っている企業にはいくつかの共通点があります。それは、「視点の多様化」「双方向性」「社員の巻き込み」の3つのポイントです。

1. 視点の多様化

社内報のネタがマンネリ化する大きな原因は、取り上げる視点が固定化してしまうことです。毎回同じ部署や特定の役職者だけにフォーカスしていると、読者にとっては「また同じような内容か」と感じてしまいます。視点を多様化するためには、部署や役職だけでなく、社員の家族、趣味、社外での活動、地域とのつながりなど、これまでにない切り口を探してみましょう。

同じテーマでも、異なる立場の人に取材するだけで新たな面白さが生まれます。普段あまり目立たない人や場所にスポットライトを当てることも、意外性のある記事を作るポイントです。

2. 双方向性

一方的に情報を届けるだけの社内報だと、読者(社員)は受け身になりやすいです。そのため、双方向性を意識し、社員が参加したくなる仕掛けを作ることで、関心が高まり、自然と読まれるようになります。

たとえば、社員アンケートや投票、フォトコンテスト、社員からの投稿欄など、誰もが気軽に参加できる企画を盛り込むのがおすすめです。「自分の声が載るかもしれない」というワクワク感が、社内報を“自分ごと化”してくれます。

また、集まった声や投稿は、社内報の担当者にとって貴重なネタの宝庫。双方向性を意識することは、ネタ切れ防止にもつながる一石二鳥の方法です。

3. 社員の巻き込み

社内報の編集を担当者だけで抱え込んでいると、どうしても視点が偏り、ネタ探しも大変になります。面白い社内報を長く続けるためには、社員を巻き込む仕組みを作ることが大切です。

具体的には、部署ごとに「ネタ提供係」や「社内レポーター」を任命したり、企画会議に各部署の代表者を参加させたりすると、多様な情報が自然に集まるようになります。ときには取材や執筆を社員にお願いするのも効果的でしょう。

「みんなで作る社内報」という意識が社内に浸透すれば、読者の関心も高まり、面白い企画が絶えず生まれる土壌ができます。

社内報のネタ切れを防ぐ!企画を生み出す考え方

面白い企画を継続的に生み出すには、普段からの「ネタの探し方」や「ブレストのやり方」がポイントです。
ここではネタ切れしないための思考法を整理します。

▼機関誌の企画立案のポイントについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。

読者満足度アップ!機関誌企画立案の5つのポイント

ネタの探し方と情報収集のコツ

面白い社内報を作るためには、ネタをどこから集めるかが重要です。ネタは特別な場所にあるのではなく、日々のコミュニケーションの中にヒントが隠れています。

例えば、部署ごとの定例会議や雑談で聞こえてきた話題、社員のちょっとした出来事やプライベートでの趣味活動など、「それ面白いね!」と思ったことをメモする習慣をつけておくのがおすすめです。

また、ネタの情報源を広げるために、社員アンケートや投書箱、匿名での投稿フォームを設置する方法もあります。普段は声を上げにくい人からも情報を集めることができ、企画の幅がグッと広がります。

ネタ出し会議の進め方

アイデアを一人で考えるのには限界があります。複数のメンバーでネタ出し会議を行うことで、思わぬ企画が生まれ、自分では思いつかない角度のアイデアを拾うことができます。

ブレインストーミングをする際は、最初から良し悪しを決めつけず、「どんな小さなアイデアでも提案する」ことを意識しましょう。テーマを変えたり、別の部署のメンバーに入ってもらったりすると、新鮮な切り口が見つかります。

会議後は、出てきたアイデアを即実現できるものと、将来のためにストックしておくものに分類しておくと便利です。小さなアイデアも蓄積しておくことで、ネタ切れを防ぐ強い味方になります。

【保存版】面白い社内報の企画ネタ50選

ネタ切れに悩まないために、実際に取り入れやすい具体的な企画例をジャンルごとにまとめました。面白いネタ集として、必要に応じてアレンジしてご活用ください。

社員紹介系

社員紹介は、顔と人柄が見える定番コンテンツ。切り口を工夫するだけで印象が変わります。

1.  新入社員の自己紹介インタビュー
2. 役員やベテラン社員の失敗談&若手時代エピソード
3. 社員の家族を紹介する「家族の声」コーナー
4. 社員のペット紹介(写真付き)
5. 社員の趣味紹介
6. 推し活紹介(好きなもの・推しアイドル)
7. 社員の1日密着レポート
8. 海外勤務者の現地レポート
9. 休日の過ごし方インタビュー
10. 社員の「ちょっと変わった特技」発表会

社員紹介は誰もが読んでみたくなるテーマです。特に趣味や家族などプライベートを交えると、社員同士の共通点が見つかり社内の会話も増えるでしょう。

部署・現場密着系

普段は知らない部署や現場を知ることで、社内理解が深まり交流が生まれます。

11. 部署横断の対談
12. 他部署交換日記
13. 現場スタッフの1日密着取材
14. 日帰り出張レポート
15. 支店・営業所リレー紹介
16. 工場・店舗の裏側探検記
17. 仕事の裏話「トラブル解決物語」
18. 月間・週間レポートをビジュアル化
19. 部署メンバーの「座右の銘」特集
20. 部署対抗!お弁当自慢コンテスト

部署密着企画は、普段接点がない人の仕事を知るきっかけになります。リアルな現場の声を写真と一緒に載せると臨場感が増します。

参加型

読者が「自分ごと化」できる参加型の企画は盛り上がりやすく、ネタ切れ防止にも役立ちます。

21. 社員アンケート&結果発表
22. 社員投稿「私のベストショット」
23. 川柳・俳句コンテスト
24. オリジナル4コマ漫画投稿
25. 社員のおすすめ本紹介リレー
26. 社内流行語大賞を決めよう
27. 社員投票による人気ランキング
28. 社内トリビアクイズ大会
29. フォトコンテスト(テーマ別)
30. 子どもからの応援メッセージ募集

投稿や投票を取り入れることで、読者の参加意識が高まります。結果発表を載せれば自然と次号の注目度も上がります。

季節・イベント連動

季節感のある話題は毎号作りやすく、楽しみにされるネタです。

31. 年始の「今年の抱負」特集
32. 忘年会・新年会の裏話スナップ
33. 夏休みの思い出紹介
34. 社員旅行レポート
35. スポーツ大会の名場面集
36. 歓送迎会・入社式の舞台裏
37. クリスマス装飾自慢
38. バレンタイン・ホワイトデー裏話
39. 花見・季節のおすすめスポット紹介
40. 記念日・周年イベントヒストリー

社内行事や季節の話題は取り上げやすく、社員の共感も得やすい鉄板ネタです。写真を多めに掲載すると誌面も華やかになり、盛り上がります。

お役立ち・生活系

仕事だけでなく、プライベートにも役立つ情報があると、社員や家族も楽しめます。

41. おすすめランチスポットMAP
42. 社員の時短テクニック紹介
43. 家族で楽しめる休日プラン紹介
44. お弁当のおかずランキング
45. 仕事に役立つ便利グッズ紹介
46. 健康管理・ストレッチ特集
47. 子育て支援制度の体験談
48. 社員おすすめの地元ショップ紹介
49. みんなの防災グッズ見せて!
50. 「私のごほうび」小さな幸せ共有コーナー

お役立ち情報は社員の家族にも喜ばれる企画です。身近で実践しやすい情報を集めると、毎号楽しみにしてもらえるでしょう。

まとめ

面白い社内報を作るには、「読者目線」「双方向性」「社員の巻き込み」の3つを意識することが大切です。

担当者だけで社内報の企画・制作を抱え込んでしまうとネタ切れは防げません。社員に参加してもらいながら、情報を集める習慣や仕組みを作ることで、自然と新しいネタが集まり、社内報が“読むだけのもの”から“みんなで作るもの”に変わります。

まずは、今回紹介した50個の企画例から「これならできそう!」と思うものを1つでも2つでも試してみてください。自社だけでは難しいと感じたら、社内報の企画・制作を得意とする専門業者に相談するのも一つの手です。小さな取り組みであっても地道に続けていくことで、社内報は必ず面白くなっていきます。ぜひ社内でシェアして試してみてください。

▼社内報の編集業務を外部委託するメリットとデメリットについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。あわせて参考にしてみてください。

広報誌・社内報などの編集業務を外部委託するメリットとデメリット

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